【「手彫りじゃないとダメですか?」そのご質問に正直にお答えします】お客様に機械彫りをご提案した女性用実印の制作実例

― 高い商品をおすすめすることが、必ずしも良い接客ではないと考えています ―

印鑑店を営んでいると、

時々こんなご相談をいただきます。

「実印を作るなら、やっぱり手彫りですよね?」

インターネットやSNSを見ると、

「実印は絶対に手彫り」
「機械彫りは良くない」
「一生使うものだから最高級を」

そんな情報を目にすることも多いと思います。

もちろん、手彫りには手彫りならではの価値があります。

しかし、

すべてのお客様に手彫りが最適とは限りません。

本日の制作実例は、そんなお話です。


■ 本日の制作実例

今回ご注文いただいたのは、

女性用実印
アグニ15.0mm
印相体
フルネーム彫刻

です。

女性用実印 アグニ

ご来店時、お客様は、

「手彫りで作りたいと思っています。」

とお話しくださいました。


■ まずは理由をお伺いしました

当店では、

「手彫りですね、承知しました。」

とすぐに注文を受けることはありません。

まずは、

・なぜ手彫りをご希望なのか

・どんな用途で使うのか

・何を重視されているのか

をお伺いします。

今回もお話を聞いていく中で、

お客様が大切にされていることが少しずつ分かってきました。


■ 機械彫りでも十分ではないでしょうか?

お話を総合すると、

今回は

機械彫りでも十分ご満足いただける内容

だと判断しました。

そのため、

手彫りではなく、

機械彫りという選択肢もあることをご説明させていただきました。


■ 「高い方を売る」のは簡単です

もし売上だけを考えるなら、

手彫りをおすすめした方が良いかもしれません。

手彫りの方が価格は高くなります。

しかし、

私たちは、

高い商品を販売することが目的ではありません。

お客様にとって本当に必要なものをご提案することが仕事だと思っています。


■ 手彫りをおすすめするケース

もちろん、

手彫りをおすすめするお客様もたくさんいらっしゃいます。

例えば、

・一生涯保証を重視される方

・完全手彫りという価値に魅力を感じる方

・画数や印相を重視される方

・世界に一つだけの印鑑にこだわりたい方

このような方には、

完全手彫りは非常におすすめです。


■ 機械彫りが向いている方

一方で、

機械彫りが向いている方もいらっしゃいます。

例えば、

・費用を抑えたい

・実用性を重視したい

・品質がしっかりしていれば十分

という方です。

最近の機械彫りは技術も向上しており、

実印として十分にご満足いただける品質のものも多くあります。


■ ネットの情報だけでは判断できない

最近は、

インターネットで何でも調べられる時代です。

しかし、

印鑑業界には、

少し極端な情報もあります。

「絶対に手彫り」

「絶対にこの印材」

「絶対にこのサイズ」

そんな情報を見て不安になる方も少なくありません。

ですが、

印鑑選びには、

一人ひとりに合った答えがあります。


■ アグニという人気印材

今回お選びいただいた印材は、

アグニ

です。

アグニは、

天然木を加工して作られた印材で、

・耐久性が高い

・乾燥やひび割れに強い

・木目が美しい

という特徴があります。

見た目も高級感があり、

近年人気が高まっている印材です。


■ 女性用15.0mmという安心感

サイズは、

15.0mm

を選択。

女性用実印として非常に人気があります。

存在感があり、

長く使いやすいサイズです。


■ 印相体という王道書体

書体は、

印相体

でした。

印相体は、

・偽造されにくい

・実印らしい重厚感がある

・長年人気のある書体

という特徴があります。

実印を作られるお客様には特に人気です。


■ 私たちは「売る」のではなく「提案する」

印鑑は、

決して安い買い物ではありません。

だからこそ、

私たちは

「売る」

のではなく、

「提案する」

ことを大切にしています。

お客様の用途や価値観、

そしてご予算まで含めて、

最適な一本をご案内したいと考えています。


■ はん次郎浦和店について

はん次郎浦和店は、

創業100年以上の石原印房系列店です。

完全手彫りから機械彫りまで、

それぞれの特徴を正直にご説明し、

お客様に合った印鑑をご提案しています。

無理に高額な商品をおすすめすることはありません。

納得してお選びいただくことを何より大切にしています。


■ まとめ

今回の制作実例は、

女性用実印
アグニ15.0mm
印相体
フルネーム彫刻

でした。

そして当初は手彫りをご希望でしたが、

お話を伺った上で、

今回は機械彫りという選択肢をご提案させていただきました。

印鑑選びに大切なのは、

「一番高いもの」を選ぶことではありません。

ご自身の価値観や用途に合った一本を選ぶこと。

それが、後悔しない実印選びにつながると私たちは考えています。