【実印は印相体じゃないと偽造される?】御蔵島本柘15.0mm・古印体・フルネームで作成した女性用実印の制作実例
― ネットの情報だけで不安になる前に、専門店で書体を見比べてください ―
実印を作りに来られるお客様から、時々このようなご質問をいただきます。
「実印って、印相体じゃないと偽造されますか?」
結論から申し上げます。
そんなことはありません。
もちろん、印相体は実印として人気の高い書体です。
線が複雑で、重厚感があり、実印らしい雰囲気もあります。
しかし、
実印は必ず印相体でなければいけない
という決まりはありません。
今回のお客様も、いろいろな書体をご覧いただいたうえで、古印体をお選びくださいました。
■ 本日の制作実例
今回ご注文いただいたのは、
です。
国産印材として人気の高い御蔵島本柘を使用し、15.0mmのしっかりとしたサイズで、フルネームにて彫刻いたしました。
書体は、落ち着きがあり、読みやすさもある古印体です。
実印としても、非常にきれいにまとまる書体です。

■ 「実印=印相体」という思い込み
ネットで実印について調べると、
「実印は印相体がおすすめ」
という情報をよく見かけます。
これは間違いではありません。
印相体は、実印に向いている書体の一つです。
ただし問題なのは、
「印相体でなければ危ない」
「読める書体は偽造されやすい」
というような、極端な情報です。
こうした情報を見て、不安になってしまうお客様もいらっしゃいます。
■ 当店は「印相体以外でも大丈夫」とお伝えしています
当店では、
実印は印相体でなければいけない、とは考えておりません。
古印体、篆書体、隷書体など、それぞれに良さがあります。
大切なのは、
・ご本人様が納得していること
・実印としてふさわしい印影であること
・登録条件に合っていること
・長く使いたいと思えること
です。
書体には好みがあります。
印相体のような複雑な雰囲気が好きな方もいれば、古印体の落ち着いた雰囲気を好まれる方もいらっしゃいます。
どちらが正解ということではありません。
■ 古印体は実印に使えない書体ではありません
今回お選びいただいた古印体は、読みやすさと印鑑らしい雰囲気を兼ね備えた書体です。
やわらかさがありながらも、落ち着きがあります。
特に、
「あまり読みにくすぎる書体は苦手」
「でも、きちんとした実印らしさは欲しい」
という方には、とてもおすすめしやすい書体です。
古印体だから実印に向かない、ということはありません。
しっかりとした印影で作成すれば、実印として安心してお使いいただけます。
■ 偽造リスクは書体だけで決まるものではありません
実印の偽造について不安を感じる方もいらっしゃいます。
しかし、偽造のされやすさは、単純に
印相体かどうか
だけで決まるものではありません。
印影の作り方、彫刻の内容、印鑑の管理方法、印鑑証明書の取り扱いなど、さまざまな要素が関係します。
どれだけ複雑な書体で作っても、実印や印鑑証明書の管理がずさんであれば意味がありません。
逆に、印相体以外の書体であっても、きちんと作成し、きちんと管理していれば、実印として十分に役割を果たします。
■ ネット情報は便利。でも全部が正しいわけではありません
今は、実印についてもネットで簡単に調べることができます。
それ自体はとても便利です。
しかし、ネット上の情報には、販売側の都合が含まれていることもあります。
「この書体が一番安全です」
「この素材でないとダメです」
「このサイズでないと実印として弱いです」
こうした表現を見ると、不安になってしまうかもしれません。
しかし、印鑑選びは本来、もっと柔軟でいいものです。
ご本人様の用途、好み、予算、使い方に合わせて選ぶことが大切です。
■ 御蔵島本柘という国産印材
今回使用した印材は、
御蔵島本柘
です。
御蔵島本柘は、国産の柘として知られる人気の印材です。
木目が細かく、温かみがあり、実印としても銀行印としても多く選ばれています。
派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気があり、長く使う印鑑として安心感があります。
木の印材ならではのやさしさもあり、女性用実印としてもおすすめしやすい素材です。
■ 女性用実印に15.0mmというサイズ
今回のサイズは、
15.0mm
です。
女性用実印では、13.5mmや15.0mmがよく選ばれます。
15.0mmは、フルネーム彫刻でも文字のバランスが取りやすく、実印としてしっかりとした存在感があります。
「せっかく実印を作るなら、ある程度きちんとした大きさにしたい」
という方には、15.0mmはとてもおすすめしやすいサイズです。
■ フルネーム彫刻の安心感
今回は、
フルネーム彫刻
で作成いたしました。
フルネーム彫刻は、実印として人気のある彫刻方法です。
本人らしさが出やすく、印影にも重厚感があります。
女性の場合は、名前のみで作成される方も多くいらっしゃいます。
一方で、フルネームでしっかり作りたいという方もいらっしゃいます。
これも、どちらが正解というわけではありません。
お客様の考え方や、これからの使い方に合わせて選ぶことが大切です。
■ 書体は「好み」で選んでいい
実印の書体選びで一番大切なのは、
ご本人様が納得できるかどうか
です。
印相体が好きなら印相体で良いと思います。
篆書体が好きなら篆書体で良いと思います。
古印体の雰囲気が好きなら、古印体で良いと思います。
実印は、人生の大切な場面で使う印鑑です。
だからこそ、誰かに不安をあおられて選ぶのではなく、
自分が納得できる一本
を選んでいただきたいと思っています。
■ 専門店で見比べる意味
書体は、名前によって印象が変わります。
同じ古印体でも、名字や名前の文字によって見え方が変わります。
同じ印相体でも、文字数や画数によって雰囲気が変わります。
だからこそ、店頭で実際に書体見本を見ていただくことが大切です。
ネット上の一般的な説明だけで決めるよりも、実際に見比べた方が納得しやすいと思います。
今回も、いろいろな書体を見ていただいたうえで、古印体をお選びいただきました。
■ はん次郎浦和店の考え方
当店では、お客様を不安にさせて高い商品や特定の書体へ誘導するようなご提案はいたしません。
印相体には印相体の良さがあります。
古印体には古印体の良さがあります。
篆書体には篆書体の良さがあります。
素材も、柘、御蔵島本柘、黒水牛、白牛角、アグニなど、それぞれに特徴があります。
大切なのは、
お客様に合っているかどうか。
そして、
納得して使えるかどうか。
この二つです。
■ はん次郎浦和店について
はん次郎浦和店は、創業100年以上の石原印房系列店です。
さいたま市浦和区で、実印・銀行印・法人印・ゴム印・名刺などを取り扱っております。
浦和駅西口から徒歩圏内、さいたま市役所からも近く、印鑑登録や各種手続きの前後にもご相談いただきやすい立地です。
「実印の書体で迷っている」
「印相体にするべきか分からない」
「ネットで調べすぎて、逆に分からなくなった」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。
■ まとめ
今回の制作実例は、
でした。
実印は、必ず印相体でなければいけないわけではありません。
古印体でも、篆書体でも、ご本人様が納得して選ばれた書体であれば、実印としてしっかりお使いいただけます。
ネットの情報だけを鵜呑みにして不安になるのではなく、専門店で実際に相談しながら、ご自身に合った一本を選ぶことをおすすめいたします。
さいたま市・浦和で実印作成をご検討の方は、ぜひはん次郎浦和店へお気軽にご相談ください。


